AGAの原因とみられる物質をPGD2と発表
米ペンシルバニア大らの研究班が、男性型脱毛症の脱毛部分は「プロスタグランジンD2[Prostaglandin D2:PGD2]」という物質が原因とみられるということを米医学誌の「Science Transnational Medicine」で発表した。
研究チームは、男性型脱毛症の脱毛部分はPGD2という蛋白質をつくる遺伝子の働きが、非脱毛部分の約3倍であり、培養したヒトの頭皮にPDG2を加えると、毛髪の成長が阻害されるとし、さらにマウスを使った実験で、PDG2は皮膚内のG protein(heterotrimeric guanine nucleotide)-coupled receptor[GPR44]という蛋白質と結合して脱毛症を引き起こすことがわかったと発表している。
PDG2の阻害剤と、PDG2とGPR44の経路が明確になれば、AGAの治療に繋がる可能性があるという。
Science Transnational Medicine
“Prostaglandin D2 Inhibits Hair Growth and Is Elevated in Bald Scalp of Men with Androgenetic Alopecia”
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