第73回 F.M.L.理事会を開催
2012年12月5日、NPO法人F.M.L.は今年最後の理事会を開催しました。
まず、頭皮をスキャニングし毛髪の数や太さを計測する機器の企業をお招きし、デモンストレーションを行っていただきました。こういった計測機器を活用し発毛の客観的評価を行うことが臨床研究では必須となってきています。F.M.L.でも臨床研究への活用や、患者様の治療効果の評価などに、このような機器を導入していく予定です。
次に、小山太郎医師(城西クリニック・F.M.L.評議員)より、韓国で脱毛症研究をおこなっている施設についての視察報告が行われました。韓国では発毛治療を行っている大学病院3施設を視察し、韓国の研究者や医師と交流を深めてきたとのことです。
つづいて、第20回毛髪科学研究会(12月1日、久留米)に参加された川上正也先生(F.M.L.専務理事)より、本研究会で報告のあった他施設による研究についての解説がありました。
最後に、日本医科大学より小川令先生(形成外科、准教授)をお招きし、力学的刺激が生体にもたらす影響について解説する「メカノセラピー」と題した講演をしていただきました。力学的刺激が生体に及ぼす研究の一環として“伸展刺激が毛乳頭細胞に与える影響”を、日本医科大学と城西クリニックが共同研究中で、今後の成果が期待されます。
(F.M.L.事務局スタッフ)